FIRE・経済的自由にいくら必要か【計算方法】

  • 経済的自由を手に入れたい
  • FIREとは何をすれば良いのかわからない
  • 自分にできるか不安

こういった悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 経済的自由とはどのような状態か
  • 経済的自由に必要な資金の計算方法
  • 経済的自由を手に入れる5つのステップ

【FIRE:経済的自由とは】


近年アメリカ等で話題となっているFIRE・経済的自由とはどういった状態のことでしょう。
FIREとは経済的自立と早期リタイアを掛け合わせた略語です。経済的自立とは字のごとく経済的に自立している状態を言います。
会社や事業、賃金や報酬に縛られずとも生活可能なことです。その為、会社に勤務したり事業を行う必要が無く、定年等を待たずして早期に引退(リタイア)出来ることになります。
以上のような状態がFIREと呼ばれる状態です。ではなぜ勤めもせず、事業もせず生活可能となるのでしょう。

□支出以上の資産所得を得続ける

現在の資本主義経済社会の中で人が生きていく為には、お金が無くては衣食住等全てに支障をきたすことになります。上記の経済的自立は、自らが動くのではなく、他人・モノ・お金に働いてもらい、得られる収入を毎月の支出以上にすることで労働しなくても生活可能となることです。
つまり「支出以上の資産所得を得続ける」状態がFIREといえます。

【経済的自由に必要な資金の計算方法】

資産(目標金額) = 支出 ÷ 4% = 支出 × 25

上記計算によりFIREに必要な資金量が計算できます。4%というのは資産の4%範囲内なら毎年取り崩してもずーっと資産が減らずにすむという理論からきています。
アメリカの株価成長率年平均7%程度で運用し、インフレ率3%の変動要因リスクを加味しても4%内の支出なら理論上は半永久的に資産は減少しないことになります。

【経済的自由を手に入れる5つのステップ】

〇ステップ1⃣:目標金額の設定

まず上記計算式に当てはめ、いくら貯めたら経済的自由(FIRE)を手に入れられるのか、目標金額を明確にします。
先程のの4%ルールを基に逆算します。資産(目標金額)の4%が年間支出(生活費)となる為、

資産(目標金額)×4%=支出となります。

つまり 資産(目標金額) = 支出 ÷ 4%
= 支出 × 25 で算出できます。

年間必要となる生活費を決定してください。

仮に400万円が必要な年間生活費の方の場合

400万円 × 25 = 1億円

1億円が目標金額となります。個人差はあるにせよ目標金額が確定したところで次のステップへ
進みます。

〇ステップ2⃣:資産を把握

現在の自分の資産状況を整理します。毎日少なくとも毎週ポートフォリオ成績の確認・自身の資産を把握します。

出来るだけ早く目標額に到達する為に投資へ回せる資金を毎回確認し、どんどん投資資産を増やしましょう。

投資成績は順調か支出目標を逸脱してないか、経済的自由を少しでも早く手に入れる為に大変重要です。

数分で構いませんので、必ず頻繁に確認・把握しましょう。

〇ステップ3⃣:支出カット

まず自身の生活の中で大きい所から支出カットを検討していきましょう。(住居・交通・食)

どうしても収入の増加に伴い支出も大きくなってしまいがちです。

そのグレードの住宅が必要か・新車で購入する必要があるのか・お酒や外食等必要以上に出費していないか等、

ケチケチするイメージでは無く所得の増加に伴い必要以上に生活を豊かにしすぎていないか考えてみましょう。

そして本当に必要なものにフォーカスしてお金を使うように心掛けます。

〇ステップ4⃣:収入アップ

残念ながら一般的な大多数の会社員の給与所得だけでは限界があります。

副業や転職、複数の収入源より収入を得ることで投資の元となる資金の獲得を目指します。

①雇用→②副業→③起業→④投資

現在ではインターネットの普及により手軽に誰でも副業を始めることが可能です。

できるだけ多くのビジネスにチャレンジし、手応えのあるもので起業をしましょう。

誰かの為に働くのでは無く、人を雇い自分が忙しく働かなくても稼いでくれる仕組み作りを心掛けます。

自分の稼いだスキルを人に教え、そこから不労所得を得られるようになりましょう。

そこから得られた収入アップの資金を元に、更に目標額を目指し投資を行います。

①から④へ直接目標額を目指すには、余程給与が高くなければ無理です。

無理に目指そうとすれば必ずリスキーな投機に手を出さざる得なくなります。

ローリスク、ほぼ0円で始められる副業は数多くあります。身近な副業を一つ実践していきましょう。

〇ステップ5⃣:投資

株式・債券・不動産と種類がありますが、まず取り掛かるものとして株式投資が基本となります。

リスクリターンの比率として一般的に株式>債券です。まず株式投資の比率、購入銘柄の検討をします。

購入比率は、年齢に合わせて債権割合を増やす手法等様々です。資産規模の増加に伴いそこら辺は検討するとして、

上文の通りまずはじめに抑えたいステップとして、とりあえず株式投資を始めましょう。

投資の仕方は多様ですが、4%ルールの元となったアメリカの株式市場(成長率年平均7%程度)のもので運用する方法が無難です。

手数料が高い等のデメリットが多いアクティブ運用では無く、指標に連動するインデックス投資を選ぶことも重要なポイントです。

購入方法は毎月決まった日に決まった金額を購入するスタイルか、買える時に買えるだけ購入していくスタイルか意見が分かれるところです。

個人的には購入単価のリスク分散より、少しでも複利の恩恵を受ける為時間を無駄にしない、買える時に買えるだけ購入スタイルがおすすめです。

ということで証券口座を開設されていない方は①証券口座の開設②資金の入金③商品の購入を行ってみましょう。

それぞれのステップに関して知れば知るほど奥が深いですが、まずは行動を始めましょう。
繰り返しになりますが、支出を抑え、収入を増やし、ただひたすら投資リターンが支出を超える様になるまで運用し、4%ルールに則って生活する。これだけです。

以上が本記事の内容です。このページの最後に参考書籍リンクが貼ってありますので興味のある方はご覧下さい。

まだFIREのイメージがつかめないという方は【FIRE・経済的自立と早期退職】への4つの手順を、収入を増やす為の副業に興味のある方は【おすすめ】副業7選【将来に備え、始めてみよう】をご覧下さい。

 

 

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